●かつては「探偵=警察」だった?調査業の歴史は神話時代までさかのぼる
人間社会の中で「調査」は古くから行われ、その延長に探偵業界がありま
す。
したがって、探偵の仕事は最も古い仕事の一つです。
例えば、戦国時代の忍者や隠密も、現代の探偵に当たるでしょうか。人間
社会に「秘密」はつきもので、いつの世も調査の需要はあるのです。
また、警察のように治安を維持する存在も必要です。その警察の活動も、
尾行・聞き込み・張り込みの調査が基本です。昔は、探偵が警察を指す
言葉でもあったほどです。
つまり探偵と警察は、ひじょうに近い関係にあるのです。頭に「私立」と
いう文字がつくかつかないか。それが探偵と警察の違いとさえ言えるかも
しれません。
日本で初めての探偵は、岩井三郎という人がはじめた「岩井三郎探偵事務
所」だとされています。
大正初期に起こった「シーメンス事件」の調査を行ったことで有名です。
この事務所は名前を変えて今も続いています。岩井三郎さんは、旧日本軍
の諜報部の出身だと言われています。やはり戦時中も調査活動を行う人材
は必要だったのです。「調査」を生業とする職業は、いつの時代もなくな
ることはありません。それが今の時代では、探偵ということになります。