探偵と興信所の教科書−探偵と興信所の仕事、基礎知識。探偵を目指す人すべての入門書

探偵業の特殊性を考えれば、最低限の経験は積んでから開業すべき

まず依頼主の相談を受けることからはじまる探偵業については説明しまし
た。
そして、探偵業は「人間の素性」を調査する奥の深い仕事であることも説
明しました、 探偵業は調査経験がなくても開業できます。
しかし、これまで説明したとおり、探偵業の特殊性を考えると、ある程度
の経験をつんで開業するべきです。
ごく一般的な方法は、探偵学校を卒業して、少なくとも数年は探偵事務所
で修行を積み、それから開業するケースが多いようです。
探偵学校については後から詳しく説明しますが、探偵学校では基礎的なこ
とを教えてくれますから、いきな吟探偵事務所に入るよりも、一人前の探
偵になる近道です。
また、これも後から詳しく説明しますが、探偵事務所を開業するためには
資金が必要です。
自宅を事務所にして、名刺を作ればすぐに探偵事務所を開業できますが、
これではすぐに行き詰ってしまいます。
事務所を開業したからといって、定期的に依頼があるという保証はどこに
もありません。
ある程度の期間は、依頼がない、・つまり収入がなくても持ちこたえられ
る程度の資金は用意しておきたいところです。

●【探偵こぼれ話】

フリー探偵が増える理由とは

いま、探偵業界では「フリー探偵」が増えています。理由のひとつは、探
偵事務所の姿勢にあります。
探偵事務所には、毎月決まった数の依頼が来るわけではありません。
依頼が少なければ社員探偵が余り、多ければ足りなくなってしまいます。
世の中アウトソーシングが広まりましたが探偵事務所も例外ではなく、効
率性を重視して外注を増やす傾向にあります。
もう一つの理由としては、若い世代のフリー探偵が増えたことです。
探偵を希望する若い人が増え、探偵学校も増えましたが、探偵事務所は社
員探偵の雇用を減らしているからです。
結果、探偵学校を出た後どの探偵事務所にも属さず、そのままフリー探偵
に若者が増えてきました。
一人前の探偵になるには時間がかかります。探偵事務所で修行を積むこと
も必要なのですが・・・・。